何年かぶりに、林真理子さんの「秘密」を再読しました。先日、実家へ帰省の際に本棚を漁っていたら、読んでない本かも?と思い持って帰ってきたのですが...一度読了していたことを忘れていました。そのくらい日常において、ありそうでなさそうな秘密をテーマに取り上げています。
で!昨日知ったんですが、カバーを開けると...
またカバー。しかも、宝石ではありませんか!このエメラルド、とっても濃い緑だなぁ。えー何カラットだろう?このパールは黒蝶貝ですか?タヒチのパール??しずく型のパール可愛い!!...となんか凄い秘密を発見してしまった気分に。確かこの本は、学生の時に買って随分長いこと所有していたのに初めて知りました。調べてみると現在の女の子の表紙は、リカバーしたもので、再版したところ本屋でヒットしたとか。
みんな宝石に興味ないのかな...。
確かに、初代の宝石の表紙だと「ドロドロ不倫」「人の死」など重たいテーマの秘密を取り上げてそうな気はします。現在の表紙の様な帯も無かったことから、なかなか手に取りにくかったかもしれないですね。"宝石好き"としては、手にとっていたかもしれませんが、本屋で表紙を見て適当に本を選んでいたら多分目に止まらなかったな...。
肝心の中身のお話ですが、短編小説なので短い通勤時間にぴったりです。女性の秘密って面白いですね。同性だからこそ、「分かる分かる」とつい頷いてしまうこともあります。秘密は、必ずしも知る必要はないと思います。世の中知らなくていいこともありますし、例えばパートナーの全てを知りたいとも思わないですね。秘密を持っている人の方が、時間をかけて引き出しを開けてみたくて、人間としての魅力が高まります。余談ですが、同じく「秘密」というタイトルの小説といえば、東野圭吾さんもありますね。あちらはドラマ、映画化にもなりましたが、独身時代に読んでおいて良かったです...。
ところで、秘密を持っていない人はいるのでしょうか。私はジュエリー好きとして、誰にも言えていない秘密があります。
- あのティファニーは諦めたけど、ハーフエタニティはいつか欲しい
- とあるネックレスとブレスレットを気になって眠れない
- バロックパールのパールネックレスが欲しい
- 誕生石のルースを全部集めたい
- はむぞのアクアマリン美術館を作りたい
- まだまだジュエリーを買いたいってこと夫さんに言えてない
などなど。そりゃ挙げたらキリがありません。こういう妄想は、ひとり頭の中に閉じ込めておきます。
そういえば、気になっていたんですがジュエリーを買う時はパートナーにお伝えしますか?わたしは伝えます。内緒で買ってもいいんだろうけど、夫さんの前でも着けたいから、内緒にする必要はないですし。もちろん、自分のお給料の中で買うのですが、本来は家に収めるお金でしたからね(笑)無理のない範囲で、楽しませてもらっています。
ジュエリーや宝石の収集って、なかなか理解されにくい趣味だと思うんです。生活する上で、必ず必要なものでは決して無いですし、お値段はピンキリだけど多くの人は、贅沢品のカテゴリーだと思うんです。まだあるからいらないんじゃないか?とかこの前買ったばかりだろうが!とか、似たようなものあるだろ!とか言われがちですからね。また高いの買ったの?お金もったいないね〜と、友人に言われたことがあります。そう、場合によっては妬みも持たれやすいと思います。だから友人の前では、特にブランド品は持たないようにしています。
わたしの夫さんは有難い事にまだ理解がある方で、お値段次第で愛用できるならいいよって言ってくれます。ありがたい。いま気になるジュエリーや石はないの?って言ってくれる神対応もありますが、これ狙っているんだけどどう〜?って写真を見せると、一瞬時が止まることもあります(笑)特にそれを感じるのが、ルース。私にとって魅力を感じる石は、彼にはただの石、もしくは綺麗なガラスにしか見えないのでしょう。仕方ありません。無理しなくてもいいです。
私にとっての最大の秘密は、このブログを誰にも言っていないことですね。夫さんにも言っていないです。ただ、ブログをやっている事はうっすら気付いているのかもしれません。はてなブログの履歴が、がっつりパソコンに残っているので(笑)まぁ夫さんならバレてもオーケーだし、むしろ活動しやすいのかも知れません。
ただ、言わない方が”ジュエリー好きのアラサーはむぞの”として気楽に生きていける様な気がして。お気に入りの一点ものジュエリーをこのブログに載せているにも関わらず、友人や同僚には絶対バレたくないという矛盾です。もうひとりの自分を覗かれている気分で、凄く嫌です。すぐにブログを消します。でも、広いインターネットの世界、何かの縁でこのブログに辿り着くこともあるでしょう。あれ、このはむぞのっていう癖しかないハンドルネームの正体、もしかしてあの人か?...と思ったそこの私の知り合いの方、お願いです。黙っててください。あなただけの、秘密にして下さい。今はあなたが知ったことを、知りたくないのです。仮に、ブログのこと教えても良いかなって思う時期が来たら、自分から言いますので。それまで、待っていて下さい。